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SAEW(微酸性電解水)性状:次亜塩素酸濃度 44~46ppm/pH6前後 

一般細菌数Colonyグラフ

 


“微酸性電解水”年間連続噴霧データ
           (都内某特別老人介護施設)

*お客様からのコメント*
認知専門フロアは過去に原因不明の発熱者が多かったのですが、微酸性電解水の噴霧を行ってから、発熱者は前年比で56%に減少しました。原因不明の発熱者数、細菌性肺炎はゼロ(肺炎患者のうち飲み込む力がなくなり、肺に炎症を起こす誤嚥性肺炎は別とする)でインフルエンザ、ノロウイルスも感染者はゼロでした。微酸性電解水噴霧装置を設置した認知専門フロアのみ効果があり、設置していない別フロアでは前年以上か変わらない結果となりました。

Apia mist 微酸性電解水ミスト吹出口

 


微酸性電解水を連続噴霧したまま経時的にエアサンプラーで室内空気をサンプリングし、35℃で48時間培養後に発生したコロニー数を計測
 
       
噴霧前 15分後 45分後
 



●ネコカリシウイルス(ノロウイルス代替)・ インフルエンザウイルスに対する効果

試験ウイルス 対象 log TCID50/ml
開始時 5分後
ネコカリシウイルス 検体 5.0 <1.5
対象 5.0 5.3
※ノロウイルス殺滅効果が示唆されています。(ネコカリシウイルスにより確認)


試験ウイルス 対象 log TCID50/ml
開始時 5分後
インフルエンザウイルス 検体 6.7 <1.5
対象 6.7 6.5

 
      
 
TCID50

開始時
検体

対象
保存温度
<1.5

ウイルス浮遊菌
: median tissue culture infectious dose, 50%組織培養感染量
*作用液1ml当たりのTCID50の対数値
: 保存開始直後の対象のTCID50の対数値
: 微酸性電解水

: 精製水
: 室温
: 検出せず

: 精製水で10倍に希釈したもの
(財)日本食品分析センター大阪支所調べ

●マウスノロウイルスに対する効果

薬剤・作用時間 次亜塩素酸
濃度
作用時の
希釈倍率
ウイルス初期値
(logTCID50)
対数減少値(logTCID50)
[不活化率(%)]
回数
1回目 2回目 3回目
電解水30秒 48ppm 1.11倍 4.6 2.625
[99.76%]
3.125
[99.93%]
3.75
[99.98%]
電解水1分 3.5
[99.97%]
4
[99.99%]
>4.00
[99.99%以上]
電解水5分 3.625
[99.98%]
>4.00
[99.99%以上]
>4.00
[99.99%以上]
次亜塩素酸
ナトリウム30秒
198ppm 4
[99.99%]
3.875
[99.99%]
3.875
[99.99%]

●パルボウイルスに対する効果

一般的にウイルス汚染の排除には次亜塩素酸塩の溶液が多用されてきました。パルボウイルスは犬や猫に被害をもたらすウイルスで、1970年代の後半に知られるようになりました。

環境耐性の強いウイルスで、宿主の体外に排出されても長時間生き延びることができる為、それが感染拡大の大きな原因になっています。また、加熱耐性も高く60℃での長時間加熱にも耐えます。エタノールや石炭酸では効果がなく、次亜塩素酸は効果のある数少ない殺菌剤です。

次亜塩素酸塩の主な有効成分は分子状次亜塩素酸です。従って、分子状次亜塩素酸を含む殺菌剤は全てパルボウイルスに効果があるわけで、次亜塩素酸ソーダ、高度晒粉、次亜塩素酸カリウムなどは何れも効果があります。

中でも殺菌成分の殆どが分子状次亜塩素酸である、微酸性電解水は効果的と言えるわけです。噴霧後に塩の濃縮や結晶析出がないために直接使用してもペットに影響することが少なく、餌などに混じっても支障がないため、広範囲に使用することができます。

 


短時間の流水洗浄による微酸性電解水(次亜塩素酸濃度 25ppm、pH5.9)と水道水の除菌効果比較テスト
 
処理前     水道水処理     微酸性電解水処理
  液体石鹸で洗浄後、濯ぎ、乾燥 液体石鹸で洗浄、水濯ぎ後、微酸性電解水を10秒間シャワー



調理場のまな板および包丁を微酸性電解水で流水洗浄し、菌数を算定した。器具の表面を滅菌綿棒で拭き取り、滅菌水へ投入混振後、液中の1mlを採取し培地へ接種培養した。
 
【まな板】 【包丁】
処理前 微酸性電解水処理 処理前 微酸性電解水処理
Colony数
8×102CUF/ml
Colony数
検出されず
Colony数
1×104CUF/ml
Colony数
4CFU/ml
総細菌
約850個
総細菌
──
総細菌
約19,000個
総細菌
約6個
 
(某食品加工工場) 




菌 種 初発菌数(CFU/ml) 微酸性電解水処理
30秒後
黄色ブドウ球菌 ( Sta.aureus 1.8×108
エルシニア ( Yersinia  4.8×108
カンピロバクター・コリ ( Cam. coli 4.0×108
カンピロバクター・ジェジュニ ( Cam. jejuni 6.0×108
サルモネラ ( Salmonella ) 2.1×108
大腸菌 ( E.coli O157:H7 5.2×108
リステリア ( Listeria ) 2.5×108
セラチア ( Serratia ) 2.9×108
緑膿菌 ( Pse. aeruginosa 3.7×108
腸炎ビブリオ ( Vibrio sp. 3.1×107

※“-”は、試験期間において検出限界以下(検出不能)であったことを意味します。
※Milk Science Vol.51、No.3 2002 から転載
   
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